建設業許可の要件とは?

建設業許可を取得するには申請書類のほかにいくつかの大事な要件があります。
このページでは、建設業許可の要件について解説いたします。

なぜ要件が必要なのか?

工事を無事に完了させる技術さえあればいいのに、なぜ要件が必要なの?と思いませんか?
それは、建設業が国民の生活に根差した大切な産業であるからなんです。

建設業許可は、建設業法により定められています。
建設業法の目的は適正な建設工事の確保、発注者の保護を目的としています。

建設工事は金額が大きく、また何か瑕疵や欠陥があったとしても発注者(お客さん)はすぐにそれに気づくことが難しいです。

建設工事の発注者は、工事の発注前に施工業者が適切な工事を施工できるのかを事前に判断することが難しいため、
一定の能力・要件を判断でき、手抜き工事を未然に防止するために適切な工事を行える施工業者を選ぶ基準が必要になります。

そこで、一定規模以上の工事を請け負う建設業者に対して、制限をかけて、許可を受けていないと工事を請け負うことができないようにしているのです。

要件がそろえば大丈夫?

建設業許可は5つの要件を満たし、

要件を詳しく解説します。

要件1:建設業の経営業務について一定期間の経験を有した者がいるか

要件2:許可を受けようとする建設業に関して、一定の資格または経験を有した者(専任技術者)がいるか

要件3:許可が必要な規模の工事を請け負うことができる財産的基礎等を有しているか

要件4:誠実性があるか

要件4:欠格要件に該当しないか

岡田百花
行政書士
山口県行政書士会所属 登録番号第24350976号
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